共働きシステムエンジニアの子育て奮闘記

イクメンを目指し奮闘する日々

「育児不安」とは何か - 木下優樹菜「私はダメな母ちゃんです」発言から考える -

どもです。竹田です。

 

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先日、何故か、たまたまユッキーナこと木下優樹菜さんのinstagramを読んだんですね。

 

 

元記事はこちら。

 

 

育児の苦しみ、悩みを吐露されています。

で、読んでて、凄く引っ掛かるキーワードが一つあったんです。

 

完璧を、毎日100点を求めていた 

 

 この考え方は非常に危険だと思う。

 

なぜ危険な考え方なのか?

 

自分が知る限り、この世に「完璧な人間」など居ないです。

 

子供に完璧を求める

子供は完璧にできない

親は「本来完璧にできるはず」の我が子に失望し、苦しむ

子供は親の期待に沿えない自分を自己嫌悪し、苦しむ

 

という結末が見えます。

 

「完璧主義」という考え方は、親も子も苦しむので、危険なのです。

 

 

なぜ子供に完璧を求めるのか?

 

この答えとしてよく耳にするのは

「子供に将来苦労させたくない。(完璧なら苦労しないで済むはず)」

「子供を成功させたい。(完璧な子供は一般的子供より能力が上のはずなので、成功する)」

など、子供のためを思って、というもの。

 

しかし上記理由は、どれも表面的なものです。

本当の「なぜ子供に完璧を求めるか?」の理由は、もっと深いところに有ります。

 

完璧を求めるのは親の「育児不安」が原因

これこそが、親も子も苦しむ完璧主義に向かう、根本的な理由です。

親が不安だから、子供に100点を求める

親が不安だから、子供にしっかりして欲しいと思う

親が不安だから、子供に1000回も躾の言葉を繰り返す

 

完璧を求めるのは、 子供のためを思ってではありません(たとえ親がそう信じていても)。

親が不安だから、子供に完璧を望むのです。

 

これを親の「育児不安」と呼びます。

 

 

ユッキーナさんの場合は、子供が「これだから芸能人の子供はダメなんだ」と言われることを、親が恐れて、親が不安になっている状態と言えるでしょう。

将来を悲観的に考えているように思えます。

 

子供の将来を心配するのは、自分は勿論、どの親も有ることだと思います。

しかし、心配しすぎるあまり、親が「育児不安」になることは避けるべきです。

 

親が「育児不安」になれば、子供にどう対応していいか戸惑いが生まれ、

戸惑いは、親としての適性の無さを感じることになり、

親としての自信喪失に向かっていきます。

 

子供に「こうなって欲しい」「こうあるべき」という思いをぶつける前に、

まずは、自分の中の将来の不安感を客観的に見つめて、

根拠のない漠然とした不安なのでは?と、一度その不安を疑った方が良いと思います。

 

そうすることで、親も子供も、不要な苦しみから解放される事もあると思います。

 

竹田は、日々育児していると、子供が親より優しかったり、賢かったりするのを感じているので、うちの子供ってすごいな、と思います。

 

子供と沢山接して、信頼関係を作って、なんでも言い合えるようになって、

そうして子供が困った時に、絶対的な味方として安心して悩みを言ってもらって

一緒に解決していければ良いんじゃないかなと思います。

まだ何も起こっていない問題を先読みして、将来を悲観し不安になって苦しむ前に、

親は他にやれることがあると考えています。