共働きシステムエンジニアの子育て奮闘記

イクメンを目指し奮闘する日々

【早期教育】『幼稚園では遅すぎる』は間違ってる?

どもです。竹田です。

 

ネット上には沢山の、早期教育を薦める記事があるんですよ。

 

 書籍もたくさんでてます。

 

  

「幼児教育は早いほど良い」

「3歳までに脳の7割は作られる」

 

とかいう記事を見てると、自分も

「うちも早く知育せなアカン!」

とか思い始めるw

 

でもですね。

「本当に効果あんの?」

とも疑い深い竹田は思うわけですよ。

 

 

ってことで、早期教育って意味あんの?を調べてみました。

 

早期教育ブームの火付け役はソニー創業者

どうやら、早期教育の火付け役は、

すごそうな人、ソニー創業者の人でした。大物です。

 
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で、早期教育が始まったのは、思ったよりかなり早かったです。

1960年代からブームが始まってた

 

その頃、このソニー創業者が出版した

『幼稚園では遅すぎる』

という著書が大ヒットしたことで、今に至る早期教育ブームが始まったっぽいです。

 

で、疑い深い竹田が更に調べると、

早期教育やっぱだめじゃね!?

っ思いました。

 

 

なんでかって言うと、

アメリカのどこかの研究機関で

「子供の脳は3歳までに70%が出来上がる!」

という結果が出て、それ見たソニー創業者の人が

『3歳までで脳固まるなら、幼稚園から勉強しても遅いやん!』

と思ったらしいっす。

 

でもですね。ここはツッコミどころがありますよ。 

「3歳までに脳の70%が出来上がる」から「だから早期教育すべき」って飛躍があると思うわけですよ。

 

なんでかって言うと、

 

3歳までに早期教育したら、将来どういった人間になるのか?が全く検証されていない

 

からなのです。

 

3歳までに早期教育しても、もしかすると

偏った性格

になったり

犯罪者になりやすい脳になる

かも知れないじゃないですか。いや極論っぽですけど、

なんも早期教育の結果が出てないんだから、

可能性としては無いと言いきれないですよ。

 

 

論理的に考えて、唯一言えるのは

3歳までに早期教育すれば、教育された内容が脳の70%に詰め込まれる

ってぐらい。これじゃ科学的な根拠が弱いっす。

 

んで、更に竹田がアカンと思ったのは、

ソニー創業者自身が最終的に、早期教育間違ってたわw

って言ってるんですw

 

 少々長いけど引用

 

私自身も知的教育を早くから始めることがいかに有効であるかを知ってもらうため、六九年には幼児開発協会という団体を設立した。
幼児教室を各地に設け、お母さんにお願いし、ほかではやらない実験的な教育を繰り返してきた。
 いろいろやっているうちに、本当に必要なのは知的教育より、まず「人間づくり」「心の教育」だと気付いた。


中略

 

幼児開発協会でいろいろやってみた結果、母親の愛情によってはぐくまれる赤ちゃんの温かい心づくりと、生まれた時からの体づくりが、なによりも重要で、
知的教育は言葉が分かるようになってから、ゆっくりでよい、という結論になった。

 

(1990年(平成2年)4/28(土)・朝日新聞夕刊(11)<ウイークエンド経済>欄
ソニー名誉会長:井深大氏が「心を育てる、より)

 

30年に渡る早期教育の有効性の研究の結果、

早期教育を否定する結論に行き着いたっていう。

 

研究の結果、早期教育の効果を検証してるうちに

結論として、「あんま効果ないわwwごめんww」

ってなったんじゃないかとw

 

 スタップ細胞じゃないけど、

眉唾なもんは手を出さない。竹田的には。

(それでも知育っぽいことやりたくなるのが親心なので、葛藤w)